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火の神様とともに。
名張のまちを見守る唯一の銭湯
絵師・二代目歌川広重も描いた、古き良き街道のおもかげ残す町並み。この名張に今では一軒だけとなった銭湯が「新町温泉」です。明治6年創業。今日もかわることなく薪で風呂を焚き続ける4代目のご主人。「愛宕の火祭り」で知られるご近所の愛宕神社にも縁深く、毎年の祭りには大きな割り木を奉納しています。火の神様を大切に想う、そんな素朴な気持ちが150年ちかい歳月、この銭湯を守り続けてきたのかもしれません。脱衣場、浴場ともに外観からは意外なくらい広々。魚を捕えた瞬間のウの姿をあしらった、入り口の重厚な下駄箱も必見です。
風呂窯の炎 | 脱衣場 |
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見事な下駄箱。かつてこの名張川でさかんに行われていたという、鵜飼いのようすが金属細工であしらわれています。 | 味わいぶかい玄関口。縁起の良い宝船の絵、タイルに描かれた滝も印象的。 |
脱衣場 | |
名張の夏の風物詩「愛宕祭り」に奉納する割り木。なんと1年かけて、しっかりと乾燥させるのだそう。 | 名張唯一の銭湯を守る4代目ご夫婦。松の木が印象的な、銭湯の前で。 |
ミステリーファン必見!地元の偉人・江戸川乱歩の生誕地は、銭湯から目と鼻の先。 | 旧街道ぞいには、酒蔵やようかん屋さんなど歴史ある老舗が並びます。銭湯とあわせてちょっと散策、も楽しそう。 |
新町温泉
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