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KASUGAONSEN
「なるい」お湯、「なるい」場所。
住宅街の通りすがり、思わず二度見してしまうような巨大なソーラーパネルが目印。そんな「春日温泉」の自慢を女将さんに伺うと、太陽熱と薪であたためた「なるいお湯」と「良いお客さん」との答えが返ってきました。「なるい」という方言の意味をたずねると、なんとも表現しにくいと、困った顔の女将さん。ですが、お客さんのこととなると話題がとめどなく溢れてきます。中学生のころから通ってくれていた子供たち。成長してこの町をはなれても「ここは俺のふるさとや」と家族をつれて訪ねてきてくれ、いつかの同級生同士、偶然の再会を果たしたりすること。玄関の暖簾をいつも出してくれる一番風呂の常連さん。今でも交流が続いている、北海道など遠方からはるばる来てくれたお客さんたち・・・女将さんの周りに、次々と無数のお客さんの笑顔が浮かんでくるようです。「昨日もね、野球の話題で盛り上がって、いつまでも帰らんのよ〜」なんて、困ったような顔で、何だかちょっと嬉しそう。そんな優しく柔らかなエピソードの一つ一つが、きっと何よりも雄弁に「なるい」の意味を語っているのかもしれません。



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