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廃湯いたしました。
長らくのご愛顧、ありがとうございました。
煙突はまちの情報アンテナ?
やわらかいお湯がむすぶ、まあるい人の輪。
緑濃い山なみを抜けると、眼前にぱっと開ける尾鷲のまち。熊野街道と交差する778号線をそのまま海にむかって進むと「五月湯」の煙突が見えてきます。2代目のご主人と息子さんが口をそろえるこの銭湯の自慢は、井戸水を薪で沸かした「やわらかいお湯」。もうひとつ欠かせないのが、番台に交代で座る近所のお母さんたちの存在です。寒い季節には火鉢でもちを焼いたり、クリスマス会を催したり、この場所自体が「サロンみたいな所」。ネットなど使わずとも、ローカルな情報が自然と集まってくる五月湯の煙突は、まるで尾鷲の情報アンテナ。このまちを知るにはまず、五月湯を訪ねるのが一番でしょう。
でんと構えた正面玄関もよいですが、なんだか心懐かしくなるこのアプローチはいかにも「銭湯」。そんな何ともいえない趣があります。 | |
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2代目のご主人。息子さんと二人三脚で五月湯を切り盛りしています。 | 3代目ご主人 |
タコの吸盤みたいなタイルの蛇口。漁業のまちだから?おもしろい。 | |
陽の光がさしこむ大きな窓が、気持ちいい。 | |
近くの尾鷲神社は、樹齢1000 年以上といわれる天然記念物の大楠の姿が圧巻。奇祭「ヤーヤ祭り」も有名です。 |
五月湯(廃湯)
尾鷲市坂場町2-4
0597-22-1780
16:00〜20:30
木・日曜定休
P有り(3台)
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